1月28日、神州租車のカウンターで手続きをする観光客。(海口=新華社記者/陳子薇)
【新華社海口2月1日】春節(旧正月)の連休期間(1月28日~2月4日)中、中国最南端に位置する海南省は、温暖な気候と豊富な観光資源で観光客を引き付けている。便利なレンタカーの旅を選ぶ観光客も多い。
上海から訪れた李鑫磊(り・きんらい)さんの一家3人は1月28日夜、海口美蘭国際空港に到着し、ターミナルビルからエレベーターでレンタカー大手、神州租車のカウンターに直行し、事前にオンラインで予約していた車を受け取った。李さんは「家族で環島観光道路を一周するため、5日前に予約を入れた。トヨタのカローラを7日間借りる。空港到着後すぐに車を受け取れ、島内の別の場所で返却しても追加費用はかからないのでとても便利」と喜んだ。
1月28日、観光客にサービスを提供するレンタカー企業のスタッフ。(海口=新華社記者/陳子薇)
同業の一嗨租車も空港カウンターの改修を終えて営業を再開し、観光客らが問い合わせや車の受け取り待ちをしていた。スタッフの馮芮(ふう・ぜい)さんによると、春節期間中は大盛況で、家族連れの需要が高いミニバンは各車種とも取り合いになっている。
海南省では2024年末に全長466キロの環熱帯雨林国家公園観光道路(内環)が開通し、海に面した全長988キロの環島観光道路(外環)と合わせて二重構造の道路が形成された。企業側も新春クーポンや受け取り場所以外での無料返却など便利なサービスを打ち出している。(記者/陳子薇)
1月28日、海口美蘭国際空港で撮影した一嗨租車の案内看板。(海口=新華社記者/陳子薇)