26日、揚げたての「泡泡油糕」。(太原=新華社記者/王学濤)
【新華社太原1月31日】中国山西省の人たちにとって最も一般的な春節(旧正月)グルメの一つ「泡泡油糕」(パオパオヨウガオ)とは、黄米麺(もちきび粉)を練った皮にナツメやあずきあんなどを包んで揚げた菓子のこと。
「泡泡油糕」の作り方は同省の省級無形文化遺産に登録されており、太原市にあるレストラン芙蓉酒楼はその代表的な継承組織となっている。
26日、揚げた「泡泡油糕」の油切りをする王美蓮さん。(太原=新華社記者/王学濤)
20年余りにわたって「泡泡油糕」を作ってきた同レストランの従業員、王美蓮(おう・びれん)さん(58)によると、コツは生地にあるという。黄米麺500グラムに水(夏は冷たい水、冬はぬるま湯)を300ミリリットル加えるが、ほかには何も加えない。生地がなじんだら、あんを包んで、200度前後の油で揚げれば出来上がりだという。
同省の人々は古くから「泡泡油糕」を自分たちの文化に取り入れ、心の象徴や絆としてきた。「泡泡油糕」を食べることは、春節や節句に欠かせないものとなっている。(記者/王学濤)
26日、「泡泡油糕」を包む王美蓮さん。(太原=新華社記者/王学濤)
26日、「泡泡油糕」を包む王美蓮さん。(太原=新華社記者/王学濤)
26日、「泡泡油糕」を揚げる王美蓮さん。(太原=新華社記者/王学濤)
26日、揚げたての「泡泡油糕」。(太原=新華社記者/王学濤)