春節の年越し 上海老舗店は料理も無形文化遺産

春節の年越し 上海老舗店は料理も無形文化遺産

新華社 | 2025-01-28 21:31:00

27日、上海老飯店の看板料理の一つ「松鼠鱖魚」。(上海=新華社記者/劉穎)

 【新華社上海1月28日】中国で春節(旧正月)が迫る中、上海旧市街にある「上海老飯店」では、多くの食通が地元の風習に従いピークを避けて早めに来店し、本場の上海料理を年越し料理として味わい、春節を祝った。2025年の春節は、中国の春節がユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産に登録された後の最初の春節であり、上海老飯店の年越し料理も無形文化遺産と密接な関係がある。

27日、上海老飯店の看板料理の一つ「八宝鴨」。(上海=新華社記者/劉穎)

 中国の国家級無形文化遺産の中で都市名を冠した料理とその調理技術が登録されているのは「上海本帮菜(ベンバンツァイ)料理の伝統的調理技術」のみで、技術を継承するのが上海老飯店となっている。本帮菜は上海の人々にとって地元料理を意味し、上海料理と同じ意味を持つ。

27日、上海老飯店で食事をする人たち。(上海=新華社記者/劉穎)

 上海老飯店には「無形文化遺産12品」と呼ばれる看板料理がある。年越し料理の代表格であり油爆河蝦、草頭圈子、八宝辣醤、青魚禿肺、清炒鱔糊、扣三絲、八宝鴨、紅焼河鰻、蝦子大烏参、松鼠桂魚、清炒蟹粉、腐乳扣肉からなる。

27日、上海老飯店の看板料理の一つ「油爆河蝦」。(上海=新華社記者/劉穎)

 同店によると、年越し料理の予約は数カ月前に満席となる。その年の年越し料理が終われば、翌年の予約が入り始めているといい、これも上海人の年中行事の一つとなっている。(記者/許暁青、劉穎)

27日、上海老飯店で、テーブルに並んだ料理を撮影する人。(上海=新華社記者/劉穎)

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