【新華社ウルムチ1月26日】中国新疆ウイグル自治区の新疆電力取引センターはこのほど、新疆で発電した電力を他地域へ送る「疆電外送」の2024年の送電量が1264億キロワット時と過去最高になったと明らかにした。うち太陽光や風力など新エネルギー発電の割合は3割を超え、392億キロワット時となった。
同センターの担当者によると、24年の新エネ電力量は標準炭(1キロ=7千カロリー)換算で石炭約1186万トンを節約し、二酸化炭素(CO2)3202万トン、二酸化硫黄10万800トンの排出を削減したのに相当する。新疆の域外送電は5年連続で1千億キロワット時を超え、年平均で4・6%増加した。
疆電外送を開始した2010年からの送電量は8600億キロワット時を超え、送電範囲は7省(直轄市)から22省(自治区・直轄市)に広がった。