【新華社コペンハーゲン1月18日】中国上海市で11月に開催予定の第8回中国国際輸入博覧会(輸入博)のプロモーションが14日、デンマークの首都コペンハーゲンで行われた。参加者らは中国市場のチャンスを好感し、輸入博をきっかけとしたデンマークのブランドと製品の中国における知名度と影響力の向上に期待を示した。
プロモーションを主催した国家エキシビション・コンベンションセンター(上海)の寧風(ねい・ふう)総裁は、中国がデンマークの一般旅券保持者に対し、30日間のビザ免除政策を実施しており、デンマークの経営者と中国市場の間には「航空券1枚分の距離」しかないと紹介。より多くのデンマーク企業が中国市場に進出し、輸入博を十分に活用して発展のチャンスを共有してほしいと述べた。
同国玩具大手レゴグループで政府公共事業ディレクターを務めるオーレ・ハンマー氏は「輸入博が重要な世界的貿易イベントとなり、貿易パートナー関係の増進に取り組むという中国政府の約束を示した」と語った。
輸入博出展を取りまとめる同国の業界団体、デンマーク産業連盟(DI)のピーター・ターグセン地政学部門担当者は、企業の参加意欲は非常に高く、農産物、食品企業で特に顕著だと紹介。「第8回輸入博では、より多くの企業が出展できるよう、国家パビリオンを広げたい」と意気込みを示した。
在デンマーク中国大使館の楊俊平(よう・しゅんへい)参事官は、デンマーク企業が輸入博を通じ、より多くの特産品、先進技術、良質なサービスを中国と世界市場に投入することを歓迎すると述べた。(記者/張玉亮)