2024年の中国、文化事業が大きく進展

2024年の中国、文化事業が大きく進展

新華社 | 2024-12-31 09:16:44

春節(旧正月)を迎えた河南省洛陽市で、溶かした鉄を空に向けて振りまく「打鉄花」を披露する民間芸人。「春節-中国人の伝統的な新年を祝う社会実践」は12月にユネスコの無形文化遺産に登録された。(2月14日撮影、北京=新華社配信)

  【新華社北京12月31日】2024年は中国で文化財や文化遺産の保全が一層強化され、無形文化遺産保護の方法が多様化し、重要な考古学プロジェクトが進展する年となった。博物館ブームが盛り上がり、文化クリエーティブ商品が注目され、文化財保護への関心が高まった。国民はより文化的な生活を送るようになっている。

四川省アバ・チベット族チャン族自治州茂県の中国古羌城で新年を祝うチャン族の人々。「チャン族暦の新年祭り」は12月にユネスコの無形文化遺産に登録された。(11月1日撮影、北京=新華社配信)

海南省保亭リー族ミャオ族自治県の檳榔(びんろう)谷文化観光区で織物技術を披露する高齢者。「リー族の伝統的な織物技術:紡績、染色、製織、刺繡」は12月にユネスコの無形文化遺産に登録された。(11月4日撮影、北京=新華社記者/蒲暁旭)

浙江省麗水市慶元県に架かる双門橋のたもとで端午節を祝う人々。「中国の木造アーチ橋建造における伝統的デザインと技術」は12月にユネスコの無形文化遺産に登録された。(6月11日撮影、北京=新華社配信)

景山から北側に延びる北京中軸線の景観。北京中軸線は今年7月に「北京中軸線-中国の首都の理想的秩序を示す建築物群」としてユネスコの世界遺産に登録された。(8月12日撮影、北京=新華社記者/李鑫)

河南省安陽市の殷墟博物館新館で撮影した文字が刻まれた亀甲。同館は商(殷)王朝時代の遺跡、殷墟から出土した文化財を展示する重要施設。(2月26日撮影、北京=新華社記者/李安)

 湖北省孝感市にある雲夢県博物館で竹簡を見学する来館者。(4月15日撮影、北京=新華社記者/肖芸九)

 上:安徽省淮南市の武王墩主墓室から出土した漆器。同墓はこれまでに発掘された楚国の大型高級墓の中で最大の規模と最高の格式、最も複雑な構造を持つ。被葬者は「史記・楚世家」に記載のある楚の考烈王とみられる。

 下:武王墩1号墓の発掘現場。(4月16日撮影、北京=新華社配信)

 陝西歴史博物館の秦漢館で西漢時代の薫炉を撮影する来館者。(5月18日撮影、北京=新華社記者/李一博)

中国(深圳)国際文化産業博覧交易会の会場で、漢字に関連する商品を選ぶ来場者。(5月23日撮影、北京=新華社記者/梁旭)

 上:河南省開封市にある北宋東京城景竜門遺跡。これまでに発掘された北宋期の都城城門遺跡の中で最大の規模と最高の格式を持つ。

 下:北宋東京城景竜門遺跡の基台に用いられたれんが。(6月18日撮影、北京=新華社配信)

 北京大運河博物館に展示されている金面を着けた青銅人頭像。(6月27日撮影、北京=新華社記者/陳鍾昊)

 上:河南省南陽市方城県の八里橋遺跡で出土した土器。同遺跡は河南省南部で発見された二里頭文化の集落の中で最も規模が大きく、等級も高い。夏王朝の地域的中心集落について知る手掛かりとなり、考古学研究に重要な進展をもたらした。

 下:八里橋遺跡の発掘現場。(9月11日、ドローンから、北京=新華社配信)

 上:南中国海の沈没船から引き揚げられる遺物。

 下:海南省瓊海(けいかい)市の中国(海南)南海博物館で、沈没船から引き揚げられた遺物を見る来館者。明代中期の貿易と海のシルクロードを通じた交流を伝え、航海、海洋貿易、文化交流などの歴史研究において重要な実物資料となっている。(9月27日撮影、北京=新華社配信)

浙江省杭州市余杭区の良渚博物院で展示品を鑑賞する来館者。(10月5日撮影、北京=新華社配信)

北京市の中華世紀壇で開かれた文化クリエーティブデザイン展で、竜をかたどったマグネットを撮影する来場者。(12月14日撮影、北京=新華社記者/羅暁光)

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