試験航行する「探索3号」。(10月26日、ドローンから、広州=新華社配信)
【新華社広州12月27日】中国の深遠海多機能科学探査・文化財考古学調査船「探索3号」が26日、広東省広州市南沙区で引き渡された。同船は中国初の極地を含む世界の深遠海探査と氷結海域での有人深海潜水支援機能を備えた総合科学調査船となる。
26日、「探索3号」船名除幕の様子。(広州=新華社配信)
全長約104メートル、排水量約1万トンで、船首・船尾双方向砕氷能力がある。航続距離が1万5千カイリ(約27780キロ)で、80人の搭乗可能。深海科学探査・文化財考古学調査のほか、夏季に極地海域での科学調査も可能で、中国の有人深海潜水能力が全深度から全海域に拡大され、中国の深海考古学調査能力が効果的に強化される。