18日、マレーシア・プトラジャヤで記念撮影に応じるゲストら。(プトラジャヤ=新華社配信/張紋綜)
【新華社プトラジャヤ12月23日】マレーシア東海岸鉄道(ECRL)の建設プロジェクトを請け負う中国インフラ建設大手、中国交通建設集団と現地鉄道事業体マレーシア・レール・リンク(MRL)は18日、マレーシアのプトラジャヤで共同運営協定に調印した。折半出資で共同運営会社を設立し、ECRLの運営と保守を行う。
中国の欧陽玉靖(おうよう・ぎょくせい)駐マレーシア大使は調印式で次のように述べた。ECRLは発展促進、雇用創出、民生改善などで重要な役割を果たし、地域経済の発展に新たな成長エネルギーを注入するだろう。鉄道の保守や運営をしっかり行い、経済的、社会的効果を持続的に高めることを希望する。
18日、マレーシア・プトラジャヤで調印式に出席した同国のアンソニー・ローク運輸相(左から4人目)と中国の欧陽玉靖(おうよう・ぎょくせい)駐マレーシア大使(左から2人目)。(プトラジャヤ=新華社配信/張紋綜)
マレーシアのアンソニー・ローク運輸相は次のように述べた。ECRLはマレーシアの東西海岸を結ぶ重要な「陸上の橋」となり、東海岸のクアンタン港と西海岸のクラン港を結び、貨物輸送効率を高め、マレーシアが国際貿易システムにより緊密に融合するのを後押しするだろう。
調印式では、双方が共同取り組んだ動車組(動力分散式列車)客車設計プランと新しい公式マークも正式に披露され、ECRLプロジェクトが質の高い建設からハイレベルな運営に進んだことを示した。
18日、マレーシア・プトラジャヤで動車組(動力分散式列車)車両模型と記念撮影する女性。(プトラジャヤ=新華社配信/張紋綜)
ECRLは中国・マレーシア両国の「一帯一路」共同建設の重点プロジェクトで、全長600キロメートル余り。2027年末の完成を予定している。
18日、マレーシア・プトラジャヤで披露された動車組(動力分散式列車)車両模型。(プトラジャヤ=新華社配信/張紋綜)