2023国際デジタルエネルギー展で展示された全液冷式超急速充電実証ステーション。(深圳=新華社記者/王豊)
【新華社広州12月12日】中国広東省広州市でこのほど、粤港澳大湾区(広東・香港・マカオグレーターベイエリア)グリーン(環境配慮型)電力・グリーン電力証書の質の高い発展大会が開催され、広東電力取引センターと、中国送電大手、中国南方電網傘下の広東電網が、同省のグリーン電力・グリーン電力証書取引状況を明らかにした。
同省のグリーン電力取引は2021年の開始以来、多くの経営主体(企業や事業者)が参加して取引規模が着実に拡大し、累計取引電力量は120億キロワット時を超えており、粤港澳大湾区のエネルギーのグリーン・低炭素転換を促進し、同省の輸出志向型経済の発展を力強く支えている。
グリーン電力はクリーンエネルギーの発展動向を示すとともに、中国が推進する二酸化炭素(CO2)排出量の2030年までの減少転換、60年までの実質ゼロを目指す「双炭」目標の達成に向けた重要な道筋にもなっている。今年、同省の発電企業190社と電力販売会社が取引したグリーン電力は56億3千万キロワット時。うち分散型太陽光発電企業36社がグリーン電力取引に参加し、取引電力量は1億800万キロワット時だった。