中国外交部「カナダは中国への内政干渉やめよ」

   【新華社北京１２月１２日】中国外交部の毛寧（もう・ねい）報道官は１１日の記者会見で、カナダのジョリー外相が１０日、人権違反を理由に中国関係者に制裁を科すと発表したことに「断固たる反対と強烈な非難」を表明し、カナダに対し「わが身を振り返り反省し、中国への内政干渉をやめる」よう強く求めた。

   毛氏は次のように述べた。カナダ政府は事実を顧みず、いわゆる「人権の看板」を掲げて中国を中傷している。中国の関係者に不法な制裁措置を実施し、中国の内政に乱暴に干渉し、国際法と国際関係の基本準則に重大に違反している。中国は断固として反対し、強烈に非難する。

   中国政府は人民中心の発展思想を堅持し、人権の尊重と保障を高く重視し、中国の人権事業が大きな成果を収めるよう推進し、世界の人権事業の発展に大きく貢献している。偏見のない人であれば誰も否定できない事実である。

   カナダは自国の人権問題で悪辣な行為が多く、課題も山積し、先住民は今も系統的な人種差別と不公正な待遇に直面している。カナダは悔い改めないばかりか、恣意的に他国を中傷し、いわゆる「中国の人権問題」の噓を流布している。「泥棒が泥棒を捕まえろと叫ぶ」典型的な逆切れの行為であり、世間の嘲笑をかっている。カナダの二重基準と偽りの顔は、事実を前に余すところなく明らかになった。カナダに教師面をして他国の人権状況に口を出す資格はなく、「人権裁判官」を自任して不法な制裁をむやみに行う権限もない。

   中国はカナダに対し、わが身を振り返り反省し、中国への内政干渉をやめ、人権の看板を掲げて中国の利益とイメージを損なうことをやめ、下手な政治演技をやめ、中国の関係者に対する不法な制裁を直ちに撤回するよう強く促す。中国はあらゆる必要な措置を講じ、国の主権と安全、発展の利益を断固として守っていく。