CATA航空大会で展示されたワイドボディ―旅客機「C929」の模型(右)。(2023年11月3日撮影、北京=新華社記者/李賀)
【新華社上海11月15日】中国の国有航空機メーカー、中国商用飛機(COMAC)は12日、開発を進めるワイドボディ―旅客機「C929」について、中国国際航空と枠組み協定を締結した。中国国際航空はC929のローンチカスタマー(最初の発注者)となる。C929は座席数が280席、航続距離は1万2千キロを予定している。
中国国際航空は8月28日、COMAC開発の大型旅客機「C919」の第1機を受け取り、9月10日には初の商用飛行に成功し、北京−上海線、北京−杭州線に導入した。同社はこれまでに、C919を2機、リージョナル旅客機「C909」(ARJ21)を31機それぞれ受領している。
10月末時点で、同社が運航するC919の累計飛行回数は174回、安全飛行時間は389時間、旅客輸送量は延べ2万3800人に上り、C909は、累計飛行回数が4万6千回、安全飛行時間が8万1千時間、旅客輸送量が延べ304万人だった。