中国と「一帯一路」共同建設国の貿易額、1~9月は6・3%増

中国と「一帯一路」共同建設国の貿易額、1~9月は6・3%増

新華社 | 2024-10-17 13:25:36

江蘇省の建設機械メーカー、徐工集団工程機械が生産したアフリカ顧客向けの大型トラック。(資料写真、南京=新華社配信)

  【新華社北京10月17日】中国税関総署統計分析司の呂大良(りょ・だいりょう)司長は14日、国務院新聞(報道)弁公室の記者会見で、中国の1~9月の「一帯一路」共同建設国との貿易額が前年同期比6・3%増の15兆2100億元(1元=約21円)だったと発表した。うち輸出は7・1%増の8兆4900億元、輸入は5・3%増の6兆7200億元となった。

  輸出品を見ると、「一帯一路」共同建設国のうち、中南米地域への輸出は、小型発電機が16・6%増えた。アフリカへは、風力発電ユニットが2・3倍、ブルドーザー、ロードローラーなどの建設機械が44・8%増となり、共同建設国のインフラ整備に役立っている。東南アジア地域への核磁気共鳴(NMR)イメージング装置の輸出は44%、アフリカへのワクチンは30%それぞれ増加し、共同建設国の公衆衛生水準の向上に寄与している。東欧への乗用車の輸出は34・6%増、オートバイは37・9%増となり、現地の人々の移動を円滑にし、生活の質向上の需要に応えた。

  輸入品を見ると、東南アジアからの中央処理装置(CPU)輸入は8割以上、東欧からの自動車部品は48・2%それぞれ増え、双方の産業チェーン連携は一層強化された。共同建設国の特色ある農産物や食品は中国市場へ急速に進出している。オセアニアからのキウイフルーツ、リンゴなどのドライフルーツ・生鮮果物、ナッツの輸入は28・4%、中南米からの大豆、大麦、コーリャン(モロコシ)などの穀物輸入は32・5%それぞれ増加した。輸出元である各国の生産者に恩恵があるだけでなく、中国での供給も充実させた。

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