中国・成都空港通関地、今年の出入境者数延べ３００万人突破　２３年上回る

成都天府国際空港で搭乗手続きをする外国人観光客。（６月１５日撮影、成都＝新華社記者／董小紅）

　 【新華社成都７月２３日】中国四川省の成都出入境辺防検査站（出入境検査所）はこのほど、今年に入ってから７月２０日午前１１時までに、成都空港口岸（通関地）からの出入境者数は延べ３００万人を超え、２０２３年通期を上回ったと発表した。

　 うち外国人の出入境者数は４９万７千人を超え、前年同期の５倍に増えた。国別では、マレーシア、タイ、シンガポールが上位３カ国となった。主な訪中目的は、観光、会議・ビジネス、親族訪問だった。中でも、ビザ（査証）免除措置を利用した外国人入境者数は１０万人以上となった。

　 成都を発着する国際・地域の旅客・貨物定期便は７１路線に上り、旅客直行便はアジア、欧州、北米、オセアニアに広がり、週間運航便数は６６０便を超える。

　 同検査站の担当者によると、小中高校や大学・専門学校が夏休みを迎え、海外への旅行や研修が増加し、空港口岸の出入境はピークを迎えている。夏の特別輸送態勢「暑運」（７月１日～８月３１日）に入って以降、１日当たりの出入境者数は１万５千人を超えており、通年の出入境者数は延べ５００万人に達する見通しとした。（記者／胡旭）