上半期の中国経済、世界で安定器・動力源の役割発揮 中国外交部

上半期の中国経済、世界で安定器・動力源の役割発揮 中国外交部

新華社 | 2024-07-17 15:04:30

   【新華社北京7月17日】中国外交部の林剣(りん・けん)報道官は16日の記者会見で、国家統計局が15日に発表した今年上半期(1~6月)の国内総生産(GDP、速報値)が物価変動の影響を除く実質で前年同期比5・0%増加したことに関し、複雑で厳しい外部環境に直面する中での5・0%増は評価されるべきで、世界により多くのチャンスをもたらすとの分析があるとの質問に、上半期の中国経済は評価に値する成績を出し、不安定で不確実な世界経済の中で圧力に耐え「安定器」「動力源」という重要な役割を果たしたと表明した。

  林報道官は次のように述べた。上半期の中国の各種マクロ経済指標は全体として「安定の中で前進する」状態を維持した。GDPは60兆元(1元=約22円)を超え、前年同期比5・0%増となった。第二次産業が5・8%、第三次産業が4・6%それぞれ増加し、経済成長率への寄与率はそれぞれ43・6%、52・6%となった。「トロイカ」と呼ばれる最終消費支出、資本形成総額、モノとサービスの純輸出の経済成長率への寄与率はそれぞれ60・5%、25・6%、13・9%だった。モノの貿易額は21兆2千億元と上半期の過去最高を記録した。住民1人当たりの可処分所得は実質5・3%増加した。これらのデータが示すように、上半期の中国経済は評価に値する成績を出し、不安定性と不確実性が高まる世界経済の中で圧力に耐え、「安定器」「動力源」という重要な役割を果たした。

  足場を固めつつ着実に進み、量・質ともに向上した上半期は、今年の中国経済が所期の通年発展目標を実現するための堅固な基礎を築いた。中国経済は基盤が固く、強靭(きょうじん)性があり、潜在力が大きく、原動力も十分で、安定の中で長期的に上向く発展状況に変わりはなく、質の高い発展を維持して前進する勢いに変わりはなく、ハイレベルの対外開放を堅持する方向性も変わりはない。上半期に築いた基礎と底力に加え、改革のさらなる全面的深化が質の高い発展の推進に力強い原動力を注入し続ければ、われわれには中国経済の質の効果的な向上と量の合理的な増加を引き続き推進する決意も能力も条件もある。われわれは中国経済の今後の発展に自信を持っている。

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