牧畜+太陽光で「グリーン・低炭素」を実現 中国新疆ニルカ県

牧畜+太陽光で「グリーン・低炭素」を実現 中国新疆ニルカ県

新華社 | 2024-06-14 11:26:57

11日、ニルカ県にある400万キロワットの風力・太陽光発電プロジェクト。(ドローンから、ニルカ=新華社記者/趙戈)

   【新華社ウルムチ6月14日】グリーン(環境配慮型)・低炭素産業の投資などを手がける中国の中央企業、中国緑発投資集団が新疆ウイグル自治区イリ・カザフ自治州ニルカ県で建設している400万キロワット風力・太陽光発電一体化プロジェクトのうち、320万キロワットの太陽光発電プロジェクトの工事が順調に進んでおり、第1期200万キロワット分が5月28日、送電を開始した。

11日、ニルカ県にある400万キロワットの風力・太陽光発電プロジェクト。(ドローンから、組み合わせ写真、ニルカ=新華社記者/趙戈)

   同プロジェクトは建設大手、中国建築傘下の中国建築第二工程局が建設を請け負い、完成後は年間58億キロワット時のクリーン電力を送電網に供給する。これは石炭消費(標準炭換算)約173万トンの節約、二酸化炭素(CO2)472万トンの排出削減に相当する。   

11日、ニルカ県にある400万キロワットの風力・太陽光発電プロジェクト。(ドローンから、ニルカ=新華社記者/趙戈)

   同社によると、プロジェクトは地形の利点と太陽光の好条件を生かし、以前は利用できなかった山岳地域を最大限に活用することで貴重な土地資源を節約。同時に、太陽光発電産業とも協力して「牧光互補(牧畜業と太陽光発電の相互補完)」の新たな発展モデルを採用し、「板(ソーラーパネル)下経済」の発展に力を入れているという。草地や農地がソーラーパネルの下で照りつける太陽や強風から守られるだけでなく、飼育する動物への保護効果もあり、牧畜業にも発電効率にも影響を与えず、太陽光発電企業と農牧民双方にメリットのある事業モデルとなる。

11日、ニルカ県にある400万キロワットの風力・太陽光発電プロジェクト。(ドローンから、ニルカ=新華社記者/趙戈)

11日、ニルカ県にある400万キロワットの風力・太陽光発電プロジェクト。(ドローンから、ニルカ=新華社記者/趙戈)

11日、ニルカ県にある400万キロワットの風力・太陽光発電プロジェクト。(ドローンから、ニルカ=新華社記者/趙戈)

11日、太陽光発電設備の支柱を設置する中国建築第二工程局の作業員。(ドローンから、ニルカ=新華社記者/趙戈)

11日、太陽光発電設備の支柱を設置する中国建築第二工程局の作業員。(ニルカ=新華社記者/趙戈)

11日、太陽光発電設備の支柱を設置する中国建築第二工程局の作業員。(ニルカ=新華社記者/趙戈)

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