国連総会、中国提案の「文明間対話の国際日」制定決議を採択

国連総会、中国提案の「文明間対話の国際日」制定決議を採択

新華社 | 2024-06-09 10:33:33

   7日、米ニューヨークの国連本部で開かれた国連総会で「文明間対話の国際日」制定決議案を説明する中国の傅聡国連常駐代表。(国連=新華社記者/謝鍔)

   【新華社国連6月9日】第78回国連総会は7日、中国が提出した「文明間対話の国際日」を制定する決議を全会一致で採択した。

   決議は、全ての文明の成果が人類社会の共通の財産であることを明確にし、文明多様性の尊重を提唱するとともに、世界平和の擁護、共通の発展の促進、人類の福祉の増進、共通の進歩の実現に対する文明間対話の重要な役割を強調。異なる文明間の平等な対話と相互尊重を呼びかけ、習近平(しゅう・きんぺい)国家主席が提唱したグローバル文明イニシアチブの核心的意義を十分に体現している。毎年6月10日を文明間対話の国際日とすることを決定した。

   中国の傅聡(ふ・そう)国連常駐代表は国連総会での決議案に関する説明で、複数の危機と課題が絡み合い、世界が新たな激動の変革期に入った今、人類社会は再び歴史の岐路に立たされていると表明。中国は差別と偏見の解消、理解と信頼の増進、民心の通じ合いの促進、団結と協力の強化に対する文明間対話の重要な役割を十分に発揮させ、人類社会が共通の課題に団結して取り組むための前向きなエネルギーを注入することを目的に、文明間対話の国際日の制定を国連総会に働きかけたとした上で、多国間主義と国連の活動に対する中国の揺るぎない支持と世界的な100年来の大変動の中での中国の大国としての責任感を表していると語った。

   7日、米ニューヨークの国連本部で開かれた国連総会で「文明間対話の国際日」制定決議案を説明する中国の傅聡国連常駐代表。(国連=新華社記者/謝鍔)

本ウェブサイトに関するご意見、ご提案等が

ありましたら xinhuanetjp@126.com までご

連絡ください。