習近平主席、米キーン大学長に返信

   【新華社北京６月７日】中国の習近平（しゅう・きんぺい）国家主席はこのほど、米キーン大学（ニュージャージー州）のラモント・レポレット学長の手紙に返信し、中米両国の大学が交流と協力を強化し、中米友好の促進に貢献するよう激励した。

   習主席は次のように述べた。私は２００６年、貴校で中米協力による温州キーン大学の設立調印式に立ち会った。双方が共に努力したことにより温州キーン大学の運営が顕著な成果を上げ、中米教育協力の代表的プロジェクトとなったことをうれしく思う。

   習主席は次のように指摘した。中米関係は両国人民の幸福、人類の前途と運命に関わる。教育交流・協力は両国人民、特に若者が知り合い、親しくなるよう促すことに寄与し、中米関係を発展させる未来プロジェクトである。あなたが手紙で、温州キーン大学との協力を深め、米国学生が中国で交流、学習するのを奨励すると述べたことを私は称賛する。両国の大学がさまざまな形で交流と協力を強め、中国を理解し、米国を熟知する若き使者を育成し、中米友好を促進するより多くの懸け橋を築くことを希望する。

   習主席は、レポレット学長や米教育界の関係者が中国を多く訪れ、見聞を広めることを歓迎すると表明。ファラヒ元学長へのあいさつも託した。

   温州大学（浙江省温州市）とキーン大学は２００６年５月、当時浙江省共産党委員会書記だった習近平氏の配慮と後押しの下、温州キーン大学の設立に関する取り決めに調印。温州キーン大学は２０１４年に教育部の承認を得て、正式に設立された。同大には現在、学部と修士、博士の各課程に計約４５００人の学生が在籍し、過去８年間に３３００人以上が学士号を取得した。

   レポレット学長は習主席への手紙で、協力と学校運営の状況と成果を説明。習主席のイニシアチブに積極的に応え、より多くの米国の青少年が中国で交流、学習するのを後押しし、中米の若者世代の交流強化を促進していくと表明した。