習近平主席、パキスタン首相と会談

   ７日、握手を交わす習近平主席（右）とシャリフ首相。（北京＝新華社記者／黄敬文）

   【新華社北京６月７日】中国の習近平（しゅう・きんぺい）国家主席は７日、中国を公式訪問しているパキスタンのシャリフ首相と北京の人民大会堂で会談した。

   習主席は次のように強調した。中国とパキスタンの「鉄の友情（確固たる友情）」が時を経るごとに強くなる鍵は、双方が常に互いに理解し、高い信頼を寄せ、揺るぎなく支持することにある。中国は質の高い「一帯一路」共同建設とパキスタンの発展計画との連携を推進し、現地の状況に応じて農業や鉱業、社会・民生などの分野で協力するとともに、中国・パキスタン経済回廊（ＣＰＥＣ）の「アップグレード版」の構築を中心に、成長、民生、イノベーション、グリーン（環境配慮）、開放の「五大回廊」を共同建設し、質の高い中パ経済回廊の共同建設がより着実な発展を遂げるよう推し進め、パキスタンの経済・社会の発展を後押ししていきたい。パキスタンが安全で安定、かつ予測可能なビジネス環境を持続的に創出し、中国の人やプロジェクト、機関の安全を確実に保障することを望む。

   シャリフ氏は次のように表明した。パキスタンは中国の国政運営経験を学び、参考にし、中国と質の高い「一帯一路」共同建設を続け、各分野の実務協力を深めていく。「一つの中国」原則はパキスタン政府の揺るぎない約束であり、台湾は中国領土の不可分の一部である。パキスタンは引き続き台湾、西蔵、新疆、南中国海など全ての核心的利益に関わる問題での中国の立場を揺るぎなく断固として支持していく。

   ７日、北京でシャリフ首相と会談する習近平主席。（北京＝新華社記者／申宏）