中国外交部「中国との宇宙協力望むなら米国は実務的措置を」

中国外交部「中国との宇宙協力望むなら米国は実務的措置を」

新華社 | 2024-06-06 20:52:27

   【新華社北京6月6日】中国外交部の毛寧(もう・ねい)報道官は6日の記者会見で、米航空宇宙局(NASA)のネルソン長官が中国の「嫦娥6号」の月面ミッション成功を受け、宇宙分野で中国との対話と協力が増えるのを歓迎する姿勢を示したとの質問に、中国は米国との宇宙分野での交流・協力に一貫してオープンな姿勢を取っており、米国が協力を望むなら実務的措置により障害を取り除くべきだと表明した。

   毛氏は次のように述べた。「嫦娥6号」は月の裏側での試料採取と離陸に世界で初めて成功し、人類の宇宙平和利用で歴史的一歩を踏み出した。われわれは世界の多くの国が今回のミッションに高い関心を寄せ、前向きに評価したことに留意し、感謝している。

   中国は米国との宇宙分野での交流・協力に一貫してオープンな姿勢を取っている。双方はこれまでも「地球科学・宇宙科学に関する宇宙協力」ワーキンググループ、政府間民間宇宙対話メカニズムを立ち上げた。米側の要請に応じて両国の主管部門が設立した火星探査機軌道データ交換メカニズムは、双方の火星探査の長期的かつ順調な実施を保障している。

   現在の中米間の宇宙協力がいくつかの問題と困難に直面している原因は、米国が(航空宇宙局<NASA>と中国との協力を禁じる)「ウルフ修正条項」などの国内法で両国の宇宙機関の正常な交流・対話を妨げていることにある。米国が中米の宇宙分野における交流・協力の推進を心から望むのなら、実務的措置により障害を取り除くべきである。

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