端午節間近、ドラゴンボートの製造最盛期 中国福州市

端午節間近、ドラゴンボートの製造最盛期 中国福州市

新華社 | 2024-06-05 07:27:54

   3日、伝統のドラゴンボート製造技術を守る方忠雄竜舟工場で、端午節に向けてボートの製造に追われる職人たち。(福州=新華社記者/魏培全)

   【新華社福州6月5日】中国福建省福州市閩侯(びんこう)県南通鎮の方荘村では、旧暦5月5日の端午節(今年は6月10日)に合わせて行われるドラゴンボート大会が近づき、ボート加工工場が製造に追われている。

   同村はドラゴンボートの製造で有名な村で、700年以上にわたり技術が受け継がれてきた。毎年、伝統的なドラゴンボート200隻余りが国内外に出荷されている。

   福州市の無形文化遺産「閩侯県方荘村の竜舟(ドラゴンボート)製造技術」の伝承人、方紹晃(ほう・しょうこう)さんは、伝統の製造技術には原材料の選択から製造工程に至るまで重視すべき点があると紹介した。材料には主に同省北部の山地に生育する樹齢40年以上のスギとクスノキが使われ、型取り、底板の釘打ち、漁の仕掛けの設置、研磨、絵付け、塗装など多くの工程を経て、最後に精密に彫られた竜の頭を取り付けて完成する。

   方さんは「私は方家3代目の伝承人で、14歳からドラゴンボートの修理と製造に携わり、もう50年以上になる。私たちは長年にわたり、斧や彫刻刀、金槌(かなづち)、墨つぼなど先人から受け継いだ道具を使って手作りにこだわってきた。伝統的な芸技術が代々受け継がれ、より多くの人にドラゴンボート文化の魅力が広がることを願っている」と語った。

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   3日、引き渡しを前に、船首部分を拭く福州市無形文化遺産「閩侯県方荘村の竜舟(ドラゴンボート)製造技術」伝承人の方紹晃さん。(福州=新華社記者/魏培全)

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   3日、伝統のドラゴンボート製造技術を守る方忠雄竜舟工場で、端午節に向けてボートの製造に追われる職人たち。(福州=新華社記者/魏培全)

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   3日、電気のこぎりを使ってくぎをを切断する「閩侯県方荘村の竜舟(ドラゴンボート)製造技術」4代目伝承人の方剣偉(ほう・けんい)さん。(福州=新華社記者/魏培全)

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   3日、新しい竜の頭に色を付ける職人。ドラゴンボートの竜頭作りは最も複雑で、切断、塗装、着色などの工程が続き、加工には数十種類の工具が必要となる。(福州=新華社記者/魏培全)

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   3日、方忠雄竜舟工場で、端午節に向けてボートの製造に追われる職人。(福州=新華社記者/魏培全)

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   3日、方忠雄竜舟工場で、端午節に向けて作業に精を出す従業員。(福州=新華社記者/魏培全)

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   3日、おいの方剣偉さんに伝統技術を指導する福州市無形文化遺産「閩侯県方荘村の竜舟(ドラゴンボート)製造技術」伝承人の方紹晃さん(左)。(福州=新華社記者/魏培全)

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   3日、方忠雄竜舟工場で墨つぼを使って作業する職人。(福州=新華社記者/魏培全)

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   3日、家族とボートの製造技術について話をする福州市無形文化遺産「閩侯県方荘村の竜舟(ドラゴンボート)製造技術」伝承人の方紹晃(ほう・しょうこう)さん(右から2人目)。(福州=新華社記者/魏培全)

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