韓国のトキ生息地を訪ねて

韓国のトキ生息地を訪ねて

新華社 | 2024-05-26 11:33:33

20日、昌寧郡で撮影したトキの放鳥個体。(ソウル=新華社記者/姚琪琳)

   【新華社ソウル5月26日】世界的に絶滅が危惧されるトキはかつて、中国、日本、韓国など東アジアに広く分布していた。韓国では童謡「トキ」が世代を超えて親しまれてきたが、1980年代以降、実際に姿を見かけることはほとんどなくなっていた。

   中国から2008年に贈られたつがい「洋洲(ヤンジョウ)」と「竜亭(ロンティン)」は慶尚南道昌寧郡の牛浦トキ復元センターで飼育され、13年にはさらに雄のトキ2羽、「金水(ジンシュイ)」と「白石(バイシー)」がやって来た。

   長年の努力を経て、4羽の子孫は500羽以上に増え、うち300羽以上が野生復帰した。21年には放鳥されたつがいの卵からひな2羽がふ化し、韓国で野生下における約40年ぶりのひな誕生となった。

   同郡は現在、トキの主要な生息地となっている。野生のトキがいる村周辺では環境整備が進み、田んぼや森の中で美しい姿を目にすることができる。pagebreak

10日、昌寧郡の牛浦トキ復元センターで行われた9回目の放鳥。(ソウル=新華社配信)pagebreak

20日、昌寧郡の牛浦トキ復元センターで飼育されているトキ。(ソウル=新華社記者/姚琪琳)pagebreak

21日、昌寧郡の牛浦トキ復元センターで飼育されているトキを観察する職員。(ソウル=新華社記者/姚琪琳)pagebreak

21日、昌寧郡にある牛浦トキ復元センター。(ソウル=新華社記者/姚琪琳)pagebreak

21日、昌寧郡にある牛浦トキ復元センターの放鳥訓練場。(ソウル=新華社記者/姚琪琳)pagebreak

20日、昌寧郡にある牛浦トキ復元センターのひな管理室。(ソウル=新華社記者/姚琪琳)pagebreak

20日、昌寧郡の牛浦トキ復元センターで飼育されているトキのひな。(ソウル=新華社記者/姚琪琳)

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