ロボットが茶芸を披露　テック感満載の中関村フォーラム

   【新華社北京４月２７日】中国北京市で２５日、中関村国家自主イノベーションモデルエリア展示センターの常設展の一般公開が始まった。同日開幕した２０２４中関村フォーラム年次総会の関連イベントの一つとなる。

   ソフトロボットの開発・製造を手がける北京軟体機器人科技（ＳＲＴ）の展示ブースでは、茶を入れるロボットが披露された。人間の動きを再現したアームが急須のふたを開けてから茶をコップに注ぐまでの一連の動作をしなやかにやってのける姿に、多くの来場者が足を止めて見入っていた。

   同社のスタッフは「湯を注ぐ、茶を入れる、茶を注ぐなど、茶師の動作を再現することで、茶を入れるプロセスを自動化し、中国の伝統的な茶芸に現代のテクノロジーの要素を取り入れた。浸出時間を正確に制御することで、茶の濃さを調整することもできる」と語った。（記者／常博深、薛臣）