中国各地方、プロジェクトの平均着工率は2桁の上昇

中国各地方、プロジェクトの平均着工率は2桁の上昇

新華社 | 2024-03-25 15:31:07

16日、工事が終盤を迎えた清水坪烏江特大橋。重慶市と湖南省長沙市の間で建設が進む渝湘(ゆしょう)高速鉄道は、清水坪烏江特大橋の建設が終盤を迎えた。(小型無人機から、重慶=新華社記者/唐奕)

  【新華社北京3月25日】中国の各地方は最近、経済対策に力を入れ、全国のプロジェクト着工率の平均値は大幅に上昇した。国家情報センターのビッグデータによると、春節(旧正月)明け第1週(2月18~24日)の建設プロジェクトの着工率は連休期間中の低水準から12ポイント上昇し、建設・稼働は着実に再開している。

  同センターによると、1~2月のプロジェクト落札額は前年同期比9・1%増となった。うち機械・設備と農林・畜産・漁業はいずれも24・5%増加し、水利・水力発電は16・7%増加した。

  同センタービッグデータ発展部ビッグデータ分析処の楊道玲(よう・どうれい)処長は「各種支援策のもと、製造業重点分野の投資は拡大し続け、民生分野の弱点部門に対する投資が強化された」と指摘。今年に入って以降、プロジェクトの投資・建設に関連する指標は前年同期から顕著に改善し、投資構造は最適化され、投資の活力はさらに強まる傾向を示したと分析した。

  この回復基調は、今年初めにも見られたという。建設機械の1月の稼働率は47・8%と前年同期の40・6%を大きく上回り、24年の経済が好スタートを切る基盤を築いた。

  楊氏は「企業の生産・経営の活力を示す指標は今年以降、いずれも前年同期を上回り、特に春節明けの第1週はそろって春節前の水準に回復した」と述べた。

  中国の消費分野も今年に入ってからますます盛り上がり、活力が高まっている。同センター発表の都市物流活力指数は1月が92・0で、前年同月比48・4%(前月比4・5%)上昇した。数値の上昇は都市の商品・貨物輸送の活力が年初以降に強化され、商品の消費需要が拡大していることを示した。

  同氏は「消費活力を示す複数の指標は1~2月、いずれも前年同期を上回った。消費分野は今後も安定の中で上向き基調を維持し、消費活力がさらに引き出されるだろう」と語った。

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