客家土囲楼「花萼楼」を訪ねて 広東省梅州市

客家土囲楼「花萼楼」を訪ねて 広東省梅州市

新華社 | 2024-02-21 08:36:19

広東省梅州市大埔県の花萼楼。(2月6日撮影、梅州=新華社配信/畢建鴿)

  【新華社梅州2月21日】中国広東省梅州市大埔(だいほ)県大東鎮聨豊村にある「花萼(かがく)楼」は、客家(ハッカ、北方から南方に移住した漢民族の一支流)の典型的な土囲楼(外壁を要塞のように囲った集合住宅)で400年近い歴史を持ち、2019年に第8次全国重点文物保護単位(国宝・重要文化財)に指定されている。円型の建物が花のがくに似ていることや、兄弟と隣人、村全体が仲むつまじく暮らすとの意味から「花萼」の名が付いた。

  土と木材で造られた高さ11・9メートルの円型建物で、敷地面積は2300平方メートル、延べ床面積は2286平方メートル。三重の円楼に210部屋が設けられている。合理的な配置で冬は暖かく、夏は涼しく、精巧な設計と独特な構造により客家の人々の生活理念である円満、団結、均等、平等を表している。広東省の土囲楼の中で最も規模が大きく、最も設計が美しく、最も保存状態が良い古民家であり、世界の民居建築の一大奇観とされる。pagebreak

広東省梅州市大埔県の花萼楼。(2月6日撮影、梅州=新華社配信/畢建鴿)pagebreak

花萼楼の観音殿。(2月6日撮影、梅州=新華社配信/畢建鴿)pagebreak

花萼楼で開かれている客家民俗文化展。(2月6日撮影、梅州=新華社配信/畢建鴿)pagebreak

花萼楼の入り口。(2月6日撮影、梅州=新華社配信/畢建鴿)

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