【新華社上海1月27日】中国で26日、春節(旧正月)の特別輸送態勢「春運」(1月26日~3月5日)が始まり、国産大型旅客機「C919」を使用したMU9197便が同日午前8時35分(日本時間同9時35分)、乗客111人を乗せ上海虹橋空港から四川省の成都天府国際空港へ向け出発した。
中国東方航空が所有する「C919」4機は昨年5月28日の最初の商業飛行から今年1月10日までに、計713便を運航した。飛行時間は計2079・67時間、旅客数は8万9千人に上った。乗客からも好評を得ている。
同社は今年、5機目のC919を受領する計画で、運航路線などの調整も年内に完了するという。現在、納入に向けた準備が着々と進められている。
中国東方航空と国有航空機メーカーの中国商用飛機(COMAC)が2021年に初めて調印した「C919」5機の購入契約を基に、両社は2023年9月28日、追加で100機を発注する契約に調印した。中国東方航空は「C919」の世界最大のユーザーとなり、国産大型旅客機による大規模な商業運航を全面的に開始する。(記者/賈遠琨、狄春)