サイクリングを楽しみ翻訳で起業、海南島で充実した生活送る米国女性

サイクリングを楽しみ翻訳で起業、海南島で充実した生活送る米国女性

新華社 | 2024-01-10 15:09:58

   海口市内のカフェで仕事をするマリアンさん。(2023年12月7日撮影、海口=新華社記者/張麗芸)

   【新華社海口1月10日】米国人のマリアン・デボラ・ローゼンバーグさん(42)は2004年から海南島で暮らし始め、同地はすでに彼女の「第二の故郷」となっている。マリアンさんは、海南島で起業する道を選び、翻訳者、サイクリスト、セルフメディアクリエイターなど、幾つもの肩書を持っており、「中国語がすごくお上手ですね」とよく称賛される。

  19歳の時に不慮の事故に遭い、右足に障害を負ったマリアンさんは、長時間歩くことができないため、障害をサポートする専用の靴を履いて自転車に乗り始めた。08年夏、友達に「私は北京まで自転車で行けるよ」と冗談を言ったことから、彼女にとって忘れられない長距離自転車旅行が始まり、77日間かけて海口から北京まで走破した。彼女は今も、毎年海南島内の「小自転車旅行」と省外での「大自転車旅行」をそれぞれ1回ずつ計画している。

  05年以降、彼女の自転車走行距離は合計17万キロに達した。

  サイクリングが大好きなマリアンさんは、06年に海南大学で中国語を学び、その年に自転車ロードレース「第1回ツアー・オブ・ハイナン」が縁でイベント通訳の仕事を得た。その後、偶然の巡り合わせから翻訳業界に足を踏み入れることになった。

  海南省は相互接続のプラットフォームであり、国内外の多くの地域からマリアンさんにリソースをもたらした。彼女は11年に、設立した翻訳会社の営業許可証も取得した。

  マリアンさんは、サイクリング中に訪ねた店で撮った写真をSNSにアップし、短編動画を撮影して生活を記録する方法で、海南の土地柄や気風について理解を深め続けている。彼女が設立した公益コミュニティーグループ「Hainan Foreigners」は現在、豊富な海南省の地元イベント情報やニュースを提供している。マリアンさんは同省にいる外国人のため、情報の橋渡し役を務めており、彼女のおかげでより多くの外国人が海南の観光や文化、スポーツイベント情報に触れ、参加できるようになった。(記者/張麗芸、樊雨晴)pagebreak

   海南省文昌市をサイクリングするマリアンさん。(2023年12月14日撮影、海口=新華社記者/張麗芸)pagebreak

   自身が校正を担当した本を見せるマリアンさん。(2023年12月7日撮影、海口=新華社記者/張麗芸)

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