北京市のPM2・5平均濃度、3年連続で国家基準クリア

北京市のPM2・5平均濃度、3年連続で国家基準クリア

新華社 | 2024-01-05 17:00:00

 2013~23年の北京市のPM2・5の濃度レベル別カレンダー。(資料写真、北京=新華社配信)

  【新華社北京1月5日】中国の北京市生態環境局は3日、大気中の微小粒子状物質「PM2・5」の2023年の年間平均濃度が1立方メートル当たり32マイクログラムになり、3年連続で大気の質の国家基準をクリアしたと明らかにした。

  大気の質が6段階で最も良い「1級(優)」と一つ下の「2級(良)」を合わせた「大気優良日」は年間の9割を占め、連続の日数は最長で192日と半年を超えた。過去10年間のPM2・5の濃度レベル別カレンダーは北京市の大気質の改善をはっきりと示している。pagebreak

 2013、19、23年の北京市の大気環境における四大汚染物質の濃度の変化を示した図。(資料写真、北京=新華社配信)

  北京市の大気環境中におけるPM2・5、PM10(粒子状物質)、二酸化窒素(NO2)、二酸化硫黄(SO2)という四大汚染物質の濃度の年平均値は引き続き国家2級基準をクリアし、長年にわたり安定を維持しているという。

  北京市生態環境モニタリングセンターの沈秀娥(しん・しゅうが)副主任によると、同市の大気汚染の各対策はここ数年、継続的に効果をもたらしており、主要汚染物質濃度は長期的、全体的に見て低下傾向を示しているという。23年のPM2・5、PM10、二酸化窒素、二酸化硫黄の濃度は、13年と比べ、64・2%、43・6%、53・6%、88・7%それぞれ低下し、大気質は根本的に改善された。社会・経済活動の水準や気象による拡散状況が同程度だった19年と比べると、23・8%、10・3%、29・7%、25・0%それぞれ低下し、大気質は全体的に改善傾向を維持している。(記者/倪元錦)

本ウェブサイトに関するご意見、ご提案等が

ありましたら xinhuanetjp@126.com までご

連絡ください。