新華ラジオ－日本語で聞く中国ニュース（１／２）

　【新華社北京１月３日】新華ラジオ－日本語で聞く中国ニュース、１月２日のニュースをお届けします。

　１．中国初の国産大型クルーズ船が就航

　中国初の国産大型クルーズ船「愛達・魔都号（アドラ・マジックシティー）」が１日、上海呉淞口国際クルーズ港を出港し、初の商業運航を開始しました。

　総トン数１３万５５００トン、乗客定員は５２４６人。全長３２３・６メートル、幅３７・２メートル、高さ７２・２メートルで、１６階建ての船内には２１２５の客室と生活・娯楽施設が集まる４万平方メートルのパブリックスペースが設けられ、「海上現代都市」と呼ばれます。

　２．ライブ配信で農村振興に活力　中国浙江省

　中国浙江省台州市天台県はここ数年、観光や文化、農産物・副産品などの特色をＰＲするため、ライブ配信室を設置して住民による情報発信を奨励し、農村振興への新たな活力を引き出しています。県内で営業しているオンラインショップは計１万２千店、大手通販サイト「淘宝網（タオバオ）」を通じた製品販売を主産業とする「淘宝村」は８０余りあり、累計１３万人以上の雇用を創出しました。

　３．中国の元日連休、国内旅行者数は１億３５００万人

　中国文化・観光部は１日、元日連休期間（２０２３年１２月３０日～２４年１月１日）の文化・観光市場動向を発表しました。同部データセンターの推算によると、連休期間の国内旅行者数は前年同期比２・６倍、１９年同期比９・４％増の延べ１億３５００万人、国内観光収入はそれぞれ３倍、５・６％増の７９７億３千万元（１元＝約２０円）となっています。

　４．中国国産の１万トン級電動コンテナ船が命名・引き渡し

　中国国産の１万トン級電動コンテナ船２隻が１２月２８日、「中遠海運緑水０１」「中遠海運緑水０２」とそれぞれ正式に命名され、引き渡されました。近く就航します。

　２隻は同型の船舶で、江蘇省の揚州中遠海運重工が独自に設計、製造しました。長さ１１９・８メートル、幅２３・６メートルで、積載量は７００ＴＥＵ（２０フィートコンテナ換算）。同社が地元の給電部門と共同で設計した「バッテリー交換」モデルを採用することで、充電時間が短縮し輸送効率が向上します。

　５．陸海を結ぶ国際物流港を建設　河北省唐山市

　中国河北省唐山市はここ数年、港湾のインフラ建設を進め、内陸港と国際貨物列車の発展を加速させて貨物処理能力を高めるとともに、陸海を結ぶ貿易物流港の構築を進めてきました。唐山港はバース１４４カ所と内陸港５５カ所を有し、１１省・直轄市を輸送範囲とします。国内外に向けた海運ルートは計２３５本で、８０を超える国と地域の港湾２００カ所以上と結ばれています。

　以上、「新華ラジオ－日本語で聞く中国ニュース」をお伝えしました。