貴州省銅仁市石阡(せきせん)県にある仏頂山温泉小鎮の風景。(11月28日撮影、貴陽=新華社記者/李凡)
【新華社貴陽12月26日】地熱資源が豊富で、数多くの温泉観光資源を持つ中国貴州省は11月から、温泉療養や暖かな日差しを求める「陽光レジャー」などをテーマとした冬の観光商品やルートを相次ぎ打ち出し、旅行客を呼び込んでいる。
「中国の温泉郷」と呼ばれる同省銅仁市石阡(せきせん)県の温泉水は、入浴だけでなく飲むこともできる。統計によると、県内には熱水泉の湧出地が20カ所36地点あり、1日の湧出量は2万2千トン以上。同県ではここ数年、企業を誘致して温泉が楽しめる観光複合施設を多数建設し、特色ある観光商品を開発するとともに、風景区の観光施設や設備を充実させ、温泉プラスアルファの魅力を備えた産業振興によって、県全体で療養と観光の融合的発展を活性化させている。
仏頂山温泉小鎮は同県がここ数年で建設した主要な養生観光拠点の一つで、温泉浴場60カ所余りに加え、合計700床余りを有する宿泊施設もあり、観光施設が一通り揃っている。
同小鎮のマーケティング担当者によると、冬に入って以降、祝祭日は基本的に満室状態で、周辺の村や集落の民泊やレストラン、商店などの観光業の発展にもつながっているという。
同省文化・観光庁の担当者は、健康と観光の融合を精力的に推進して「温泉+(プラス)」の多業種融合を支援し、健康や養生、レジャー、スポーツを組み合わせた特色ある温泉産業モデルを構築する考えを示した。(記者/李凡)pagebreak
貴州省息烽(そくほう)県温泉鎮にある息烽温泉周辺の景色。(11月26日撮影、小型無人機から、貴陽=新華社配信)pagebreak
2日、貴州省畢節(ひっせつ)市百里杜鵑管理区の花舎ストロンチウム・リチウム温泉レジャー区でレジャーを楽しむ観光客。(小型無人機から、貴陽=新華社配信)