西蔵自治区、遺伝資源バンクの資源保存数1万点超に

西蔵自治区、遺伝資源バンクの資源保存数1万点超に

新華社 | 2023-12-07 13:32:00

   【新華社ラサ12月7日】中国西蔵自治区高原生物研究所は4日、西蔵遺伝資源バンクの生物遺伝資源保存数が現時点で2107種・1万1648点に達し、うち植物が1636種・5061点、動物が129種・1170点、微生物が342種・5417点だったと明らかにした。

   西蔵は青蔵高原の重要な構成部分であり、中国ひいては世界の生物多様性保全の重点地域の一つでもある。西蔵初の遺伝資源バンクは2017年に運用が始まり、主に生物遺伝資源の収集、鑑定、保存、管理、研究、提供などを担い、西蔵の生物遺伝資源を保護している。西蔵自治区遺伝資源バンクは生物分類別に遺伝資源を保存する必要性から、植物種子バンクやDNAバンク、微生物バンク、動物バンク、昆虫バンクなど八つのサブバンクを有し、西蔵の各種生物遺伝資源の長期的で整った保存に対応している。

   同バンクの文雪梅(ぶん・せつばい)主任は、遺伝資源バンクの設立と運用により、生物遺伝資源を科学的方法を用いて効果的に保存できるようになり、西蔵の生物遺伝資源の保存と研究、生物多様性の保全に基礎的支えを提供していると述べた。

   同バンクは17年、国家科学技術資源共有サービスプラットフォーム「国家重要野生植物遺伝資源バンク」に加わり、西蔵自治区穀物安全宣伝教育拠点にも選出され、23年には同自治区科学技術協会から科学知識普及教育拠点に認定された。

本ウェブサイトに関するご意見、ご提案等が

ありましたら xinhuanetjp@126.com までご

連絡ください。