中国ＥＣ大手の拼多多、７～９月期は増収増益

   【新華社北京１２月３日】中国電子商取引（ＥＣ）大手の拼多多（Ｐｉｎｄｕｏｄｕｏ）が１１月２８日に発表した２０２３年第３四半期（７～９月）決算は、売上高が前年同期比９３・９％増の６８８億４千万元（１元＝約２１円）、非米国会計基準（Ｎｏｎ－ＧＡＡＰ）ベースの純利益は３７・０％増の１７０億３千万元だった。

   董事長も務める陳磊（ちん・らい）共同最高経営責任者（ＣＥＯ）は「経済の持続的な回復と消費市場の潜在力、強靭（きょうじん）性をはっきりと感じることができた。一連の消費促進策の実施に従い、消費の高度化に関する需要は日増しに高まっている」と述べた。

   プラットフォームでは７～９月、消費が全体的に伸び、農産物・副産品やコスメ・パーソナルケア用品、デジタル家電、スポーツ・アウトドア製品などは程度の差こそあれ伸び、国産ブランドの消費ブームが続いている。

   研究開発投資を引き続き強化し、７～９月の研究開発費は５・５％増の２８億５千万元となり、過去最多を更新した。陳氏は「私たちは今後もアグリテック、サプライチェーン（供給網）技術、全般的なコア研究開発に対する投資を重視し、技術によって長期的にプラスの価値を生み出していく」との意向も示した。