広東省、２７年までに「専精特新」企業１５０社の上場目指す

   【新華社広州１１月１日】中国広東省政府弁公庁はこのほど、「広東省の『専精特新（専業化、精細化、特色化、斬新化）』企業の質の高い発展の推進に関する指導意見」を発表した。２０２７年までに「専精特新」の特徴を備える小巨人企業（大きな成長が見込まれるスタートアップ企業）２千社以上、「専精特新」中小企業２万社を育成、「専精特新」企業１５０社の上場を促す。

　 ２７年までに「専精特新」企業の研究開発費の対売上高比率を５・０％に拡大、国家級・省級研究開発機関の割合を引き上げ、市級以上研究開発機関のカバー率を１００％に到達させる。デジタル化レベルを大幅に高め、品質・ブランドのレベルアップを促す。１５以上の国家級中小企業特色産業クラスターと１００以上の省級中小企業特色産業クラスター、２００前後の公共サービス実証プラットフォームと起業・イノベーション実証拠点を立ち上げる。

　 省工業・情報化庁によると、９月中旬までに同省が育成した革新型中小企業は４万社以上、「専精特新」中小企業は１万８千社を超えた。工業・情報化部が７月に発表した第５弾となる全国「専精特新」小巨人企業認定リストには広東の企業６５８社が選ばれ、入選企業数は過去最多を記録、全国の１７・９％を占めた。「専精特新」小巨人企業の総数は１５００社を超え、全国の２位から首位に浮上した。

　 同省は２０２１年からこれまでに「専精特新」企業１１８社の上場を実現。今年１～８月に上場を果たした企業３８社のうち、「専精特新」企業は３２社だった。