27日、握手を交わす王毅氏(右)とサリバン氏。(ワシントン=新華社記者/劉傑)
【新華社ワシントン10月28日】中国の王毅(おう・き)共産党中央政治局委員・中央外事工作委員会弁公室主任は27日、米国のサリバン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)とワシントンで会談した。
双方は中米関係や両国のハイレベル交流、パレスチナ・イスラエル衝突など共に関心を寄せる国際・地域問題について、実質的で建設的かつ戦略的な意思疎通を行った。
27日、ワシントンで行われた王毅氏とサリバン氏の会談。(ワシントン=新華社記者/劉傑)
双方は、両国首脳のサンフランシスコでの会談の実現に向けて共に努力することで合意した。
王毅氏は、台湾海峡の平和と安定が直面する最大の脅威は「台湾独立」で、中米関係が直面する最大の挑戦も「台湾独立」であるとした上で、断固として反対するとともに、具体的な政策と行動に示さなければならないと指摘した。
王毅氏はまた、南中国海問題での中国の厳正な立場も表明した。
双方は戦略的意思疎通を続けることで合意した。