ソロモン首相、日本に放射能汚染水の放出停止求める

ソロモン首相、日本に放射能汚染水の放出停止求める

新華社 | 2023-09-24 16:45:45

   【新華社国連9月24日】ソロモン諸島のソガバレ首相は22日、第78回国連総会の一般討論演説で、放射能汚染水の海洋放出は世界の信頼と団結に対する攻撃だと述べ、日本に放出停止を求めた。

   ソロモン諸島は考えを同じくするその他の太平洋の島国と共にあるとした上で、日本の福島汚染水の海洋放出にがくぜんとしていると述べた。

   国際原子力機関(IAEA)の評価報告書は結論を出しておらず、科学データは不十分で不完全だとも指摘。放射能汚染水が安全なら日本は国内で保存すべきだと表明した。

   ソガバレ氏は、日本が行う放射能汚染水の海洋放出は国境を越え、世代を超えて影響を及ぼすとした上で、世界の信頼と団結に対する攻撃だと強調。日本に対し、別の処理方法を検討し、太平洋への放出をやめるよう求めた。

   福島第1原発には130万トンを超える放射能汚染水が貯蔵されている。日本政府と東京電力は、原発内の大量の貯蔵タンクが廃炉作業の妨げになるとして、多核種除去設備(ALPS)で処理し、希釈した汚染水の海洋放出を決定。国内外の強い反対があったにもかかわらず、8月24日に海洋排出を開始した。

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