国連人権理事会特別報告者、汚染水海洋放出への関心呼び掛け

国連人権理事会特別報告者、汚染水海洋放出への関心呼び掛け

新華社 | 2023-09-21 11:54:18

   【新華社ジュネーブ9月21日】第54回国連人権理事会は19日、「有害物質および廃棄物の環境面での適切な管理と廃棄の人権への影響」に関する特別報告者との対話会合を開催した。中国代表は人権理事会で日本の放射能汚染水の海洋放出が人権侵害であることを明らかにして批判を続け、大きな反響を呼んだ。人権理事会特別報告者は対話の中で、国際社会に対し、日本の放射能汚染水の海洋放出問題に強い関心を持つよう呼び掛けた。

   人権理事会の特別報告者は、放射線量が低い放射能汚染水であっても、大量に海洋放出された後は生態系に予測不能な結果をもたらすことが研究で示されていると強調。国際社会が日本の放射能汚染水の海洋放出問題に高い関心を払うべきであり、放射能汚染水の海洋放出に関する現行の国際安全基準の更新が急務だと指摘し、人権理事会から任命された特別報告者として、引き続きこの問題を注視していくと表明した。

   サモアと朝鮮の代表は発言の中で、日本による放射能汚染水の海洋放出は、海洋生物の多様性や小島しょ開発途上国(SIDS)の食糧安全保障を深刻に脅かし、太平洋沿岸諸国、さらには世界中の人々の人権を侵害していると指摘。国際社会に対し、日本の放射能汚染水の海洋放出に共同で反対するよう呼び掛けた。

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