【新華社昆明8月20日】ミャンマーのトウターアウン駐昆明総領事は16日、中国雲南省昆明市で開催中の第7回中国・南アジア博覧会に出席した際、中国・ミャンマー経済回廊の建設には大きな可能性があり、両国の協力と貿易がさらに発展していくと確信していると述べた。
ミャンマーは閣僚や一部の州の経済相、経済部門の責任者が博覧会に出席したほか、企業関係者約100人も参加した。農産物、食品、工芸品、翡翠(ひすい)、宝飾品、コーヒー、緑茶、乾麺などを出展した。
「今回の博覧会はミャンマーにとって2回目の主賓国としての参加となる」。トウターアウン氏は、中国がミャンマーにとって最大の貿易相手国と投資国であり、経済回廊の枠組みの下、チャウピュ港やムセ-マンダレー鉄道などのプロジェクトが順調に進んでおり、協力の見通しは明るいと語った。
白と金色を基調とした主賓国展示館はマンダレー王宮とヤンゴン市庁舎がモチーフ。展示エリアには裸眼3Dスクリーンを初めて使用し、マルチメディア技術を使ってミャンマーの文化や風情、特色ある商品を展示している。
トウターアウン氏はまた、「一帯一路」共同建設が両国の利益になるだけでなく、多くの国に利益をもたらしていると指摘。双方は一連の2国間協力プラットフォームを築き、中国・ミャンマー経済回廊合同委員会の枠組みの下、投資、交通、エネルギー、農業、デジタルシルクロード、生態環境などの重要分野を巡り特別作業グループを発足させたと述べた。
ミャンマーのアウンナインウー商業相は同日、博覧会の開幕式であいさつし、中国が打ち出した「一帯一路」イニシアチブと中国・ミャンマー経済回廊の共同建設は両国の全面的戦略協力パートナーシップに新たな活力を注入しているとし、博覧会の追い風に乗り、互恵ウィンウィンを実現したいと語った。