15日、陽泉市内でインタビューに応じる劉慈欣氏。(陽泉=新華社記者/王皓)
【新華社太原8月19日】世界的ベストセラーとなった中国のSF小説「三体」の著者として知られる作家、劉慈欣(りゅう・じきん)氏の故郷、山西省陽泉市で「第1回SF文化活動ウイーク」が開かれている。
太行山脈西麓に位置する同市は、春秋時代の歴史物語「趙氏孤児」の舞台となった蔵山をはじめとする忠義を重んじる文化や万里の長城の要衝「娘子関」「固関」を特色とする長城文化、抗日戦争時に八路軍が行った大規模作戦「百団大戦」の主戦場となった獅脳山を中心とする「紅色文化」(中国共産党の革命に関する文化)、1905年の鉱物資源保護運動に代表される近代工業文化などさまざまな文化的要素に恵まれている。
劉氏は1999年からこれまでに長編小説7作品と中短編小説40作品を発表。SF界で世界最高の栄誉となるヒューゴー賞をアジア人として初めて受賞した。作品は英語やスペイン語、ドイツ語、日本語、韓国語など数十カ国語に翻訳され、世界各国でベストセラーになっている。
山西省作家協会の会員、羅向東(ら・こうとう)氏は、「三体」や「流転の地球(原題:流浪地球)」など劉氏の作品の映像化が若者のSFブームを大きくけん引し、中国のSF映画の発展を促進したと指摘した。
市内の「陽泉の記憶・1947」文化パークには、多くの若者によって描かれた独創的で未来感のあるSF美術作品が随所に展示され、今回のSF文化活動ウイークの重要なコンテンツの一つになっている。会期は20日まで。(記者/王皓、孫亮全、王怡静)
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15日、「陽泉の記憶・1947」文化パークに展示されたSF美術作品。(陽泉=新華社記者/王皓)pagebreak
15日、「陽泉の記憶・1947」文化パークの一角。(陽泉=新華社記者/王皓)pagebreak
15日、陽泉市内でインタビューに応じる劉慈欣氏。(陽泉=新華社記者/王皓)pagebreak
15日、陽泉市の劉慈欣創作研究工作室に飾られた「三体」の日本語翻訳本。(陽泉=新華社記者/王皓)pagebreak
15日、陽泉市の劉慈欣創作研究工作室に飾られた「三体」の日本語翻訳本。(陽泉=新華社記者/王皓)pagebreak
15日、「陽泉の記憶・1947」文化パークに展示されたSF美術作品。(陽泉=新華社記者/王皓)pagebreak
15日、「陽泉の記憶・1947」文化パークでSF文学作品を読む子ども。(陽泉=新華社記者/王皓)pagebreak
15日、陽泉市の劉慈欣創作研究工作室に並ぶ各国語の翻訳本。(陽泉=新華社記者/王皓)pagebreak
15日、SF文化活動ウイークのイベントに参加した子どもたちと記念撮影する劉慈欣氏(3列目中央)。(陽泉=新華社記者/王皓)pagebreak
15日、「陽泉の記憶・1947」文化パークでSFグッズを購入する人々。(陽泉=新華社記者/王皓)pagebreak
15日、「陽泉の記憶・1947」文化パークでSF美術作品を見て回る来場者。(陽泉=新華社記者/王皓)pagebreak
15日、「陽泉の記憶・1947」文化パークに展示されたSF美術作品。(陽泉=新華社記者/王皓)pagebreak
15日、「陽泉の記憶・1947」文化パークでSF文学作品を読む来場者。(陽泉=新華社記者/王皓)pagebreak
15日、「陽泉の記憶・1947」文化パークでSF美術作品を見て回る子どもたち。(陽泉=新華社記者/王皓)pagebreak
15日、「陽泉の記憶・1947」文化パークの一角。(陽泉=新華社記者/王皓)