【新華社北京6月25日】中国山西省統計局はこのほど、同省の一定規模(主要業務の年間売上高2千万元、1元=約20円)以上の工業企業の5月の原炭生産量が1億1328万2千トン、1~5月の生産量が5億5661万6千トンとなり、全国の29・1%を占めたと明らかにした。
石炭は重要な基礎エネルギーで、人々の生活と密接に関わる。夏期は電力消費がピークを迎え、発電用石炭の供給確保は非常に厳しい任務となった。同省では毎日、石炭産業に従事する労働者約23万人が生産の第一線で奮闘し、約200万トンの石炭を全国各地に送り届け、全国のエネルギー供給の保障に大きく貢献した。
山西省は「煤海(石炭の海)」とも称される、中国の主な石炭生産地で、22年は生産量が前年比1億2690万トン増の13億700万トンに上り、発電用石炭6億2958万トン分の中長期供給契約が締結した。今年は安全生産の確保を前提に、石炭の生産能力を引き上げ、生産量13億6500万トンを目指している。