清代の駐日公使・黎庶昌 貴州省に残る旧居を訪ねて

清代の駐日公使・黎庶昌 貴州省に残る旧居を訪ねて

新華社 | 2023-06-09 13:18:17

   6日、遵義市新蒲新区新舟鎮沙灘村にある黎庶昌旧居。(遵義=新華社記者/李驚亜)

   【新華社貴陽6月9日】19世紀後半、中国清王朝の駐日公使を二度務めた黎庶昌(れい・しょしょう)の旧居が貴州省遵義市にある。清代の建物で、黔北(けんほく、貴州省北部)の典型的民家の建築様式を残す。

  黎庶昌は1837年に遵義で生まれ、清朝末期の著名な外交官、文学者として名を残した。駐日公使以外にも英国やフランス、ドイツ、スペインなどで参事官を歴任している。1898年に61歳で沙灘村の家で病没した。

  1881年と87年の駐日公使期間は明治維新後の日本を深く研究し、日本の漢学者や官民の人々と親交を結んだ。日本滞在中に国内で散逸した書籍や文献を集めてまとめた「古逸叢書(こいつそうしょ)」は、学術界から「海外の奇宝」と称賛された。

  貴州省は30年余り前から黎庶昌に関する学術シンポジウムを度々開催している。他省や香港・台湾地区、日本からの出席者もあり、黎庶昌の外交面や学術面での貢献について研究を深め、対外開放と中日友好関係の発展を促してきた。(記者/李驚亜、呉簫剣)pagebreak

   6日、遵義市新蒲新区新舟鎮沙灘村にある黎庶昌旧居の内部。(遵義=新華社記者/李驚亜)pagebreak

   6日、遵義市新蒲新区新舟鎮沙灘村にある黎庶昌旧居。(遵義=新華社記者/李驚亜)pagebreak

   6日、遵義市新蒲新区新舟鎮沙灘村にある黎庶昌旧居の内部。(遵義=新華社記者/李驚亜)

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