アフリカは経済貿易博覧会を機に対中協力を拡大すべし　ガーナ政府高官

   【新華社アクラ５月２９日】ガーナのマイケル・オキエレ・バーフィ貿易・産業副大臣は１５日、同国の首都アクラで開かれた中国（邵陽）・ガーナ経済貿易交流マッチング会で新華社のインタビューに応じ、アフリカ諸国は工業化プロセスとインフラの建設の加速に向け、湖南省長沙市で６月末に開幕する第３回中国・アフリカ経済貿易博覧会を機に対中協力をさらに拡大する必要があるとの見解を示した。

   マッチング会では、湖南省邵陽市政府のスタッフとガーナの政府職員やビジネス界の代表が第３回中国・アフリカ経済貿易博覧会、邵陽市の対アフリカ協力産業プロジェクトなどについて交流を深めた。

   バーフィ氏は、アフリカは１２億人の人口を抱える巨大市場だと指摘。アフリカ大陸自由貿易圏（ＡｆＣＦＴＡ）の運用開始に伴い、アフリカ市場が中国の投資家にとって大きな魅力を持つことは疑いの余地がないと強調した。アフリカ大陸の貿易の効率化を促し、工業化プロセスを加速させるには、製造業のレベル向上に力を入れる必要があるとし、中国とガーナの企業はこの面で協力の余地が大きいとの見方を示した。

   また、「工業化と経済成長の加速には工場と機械が欠かせない。ガーナ貿易産業省は一貫して工業の発展を支持しており、今年は必ず博覧会に参加する」と語り、ガーナ企業が博覧会を機に、中国の同業者とより多くのパートナーシップを築くことへの期待感を示した。

   中国・アフリカ経済貿易博覧会は、中国とアフリカ各国が経済貿易協力と交流・対話を展開する重要なプラットフォームであり、２年ごとに開催される。第３回の博覧会は湖南省長沙市で６月２９日～７月２日に開かる。