東莞・香港国際空港センターが開業 複合輸送の効率向上

東莞・香港国際空港センターが開業 複合輸送の効率向上

新華社 | 2023-04-27 12:49:23

   18日、東莞・香港国際空港センターで貨物検査をする黄埔税関の職員。(東莞=新華社配信)

 【新華社広州4月27日】中国広東省東莞市の虎門港総合保税区でこのほど、東莞・香港国際空港センターが正式に運営を開始した。その日はセンター内で通関や保安検査、航空機搭載パレット(ULD)への積み付けなど航空機への搭載に必要なすべての手続きを終えた複数の輸出用変圧器が、船で香港空港ふ頭まで運ばれ、航空機で海外へ出荷された。

 今回の輸送は、虎門港総合保税区内で実施される初の空港制限区域への国際海空複合輸送プロジェクトであり、粤港澳大湾区(広東・香港・マカオビッグベイエリア)の物流統合のレベルは着実に向上した。

  中国本土から香港空港経由で世界に輸出される貨物はこれまで、通関手続きの後に陸上輸送で深圳通関地を経由し、香港空港の貨物ターミナルへ輸送する必要があった。保安検査とULDへの積み付けは香港空港で行われ、その後に航空機に搭載されていた。

 同センターが運用を開始したことで、中国本土の輸出貨物は同センターでの通関、保安検査、ULD積み付けがワンストップで行えるようになった。

 サプライチェーン管理などを手がける華海科技物流供応鏈(香港)の曹浩声(そう・こうせい)総経理によると、すでに30社余りの貿易企業が同センターで輸出入貨物の申告を行っており、輸送コストと貨物処理時間はそれぞれ3割近く低減されると見込まれる。(記者/壮錦)pagebreak

  18日、東莞・香港国際空港センターを出発するトラック。(東莞=新華社配信)

本ウェブサイトに関するご意見、ご提案等が

ありましたら xinhuanetjp@126.com までご

連絡ください。