中国茶飲料に新たな活力 消費の高度化を促す

中国茶飲料に新たな活力 消費の高度化を促す

新華社 | 2023-04-07 09:54:59

   安徽省黄山市屯渓区の茶楼で新たな点茶作法を実演する茶芸師。(3月9日撮影、黄山=新華社記者/杜宇)

   【新華社北京4月7日】中国の伝統文化と時代の特性を結び付けた「囲炉煮茶(七輪を囲んでお茶を楽しむ)」やお茶にフルーツなどを合わせた「新式ティードリンク」などがここ数年、若い世代を中心に人気を集め、消費の新たな成長分野となっている。

   国内各地の茶産地では春の茶摘みシーズンの真っ最中。農家の人たちが摘み取りや茶葉加工、出荷に精を出している。中国の喫茶文化は唐代に最初のピークを迎え、宋代にさらに発展した。お茶を飲むことは中国人の最も情趣豊かな生活習俗の一つとして、千年にわたり続いている。

   ここ数年は中国の伝統的な茶文化に新たな活力が注がれている。囲炉煮茶では七輪を囲んで雑談し、お茶を飲み、景色を楽しみながら、生活や仕事のストレスからつかの間解放される。新式ティードリンクは日常生活の中に現代的なスタイルや人とのつながりを求める若者たちのニーズを満たす。

   中国チェーン経営協会新茶飲委員会がこのほど発表した「2022年新式茶系飲料研究報告」によると、中国の新式ティードリンク市場規模は2017年の422億元(1元=約19円)から21年には1003億元に拡大した。23年には1450億元に達する見込みだという。pagebreak

   3月25日、雲南省普洱(ふじ)市瀾滄(らんそう)ラフ族自治県の景邁山の古茶林で茶摘みにいそしむ茶農家。(瀾滄=新華社記者/江文耀)pagebreak

   3月22日、重慶市永川区永栄鎮の郷村振興就業パークで、茶芸を披露する女性。(重慶=新華社記者/唐奕)pagebreak

   安徽省黄山市の徳茗舎茶芸職業訓練学校で作られた中国式ティーカクテル「北海新緑」。(3月9日撮影、黄山=新華社記者/屈彦)pagebreak

   安徽省黄山市屯渓区の茶室で七輪を囲んでお茶を楽しむ人たち。(3月9日撮影、黄山=新華社配信/施亜磊)pagebreak

   重慶市南岸区南浜路の定期市に設けられた「いろり茶席」で、お茶や炉端焼きを楽しむ観光客。(2月9日撮影、重慶=新華社記者/黄偉)

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