中国香港特区の訪問客数、２月は１４６万人　３年ぶり１００万人突破

   【新華社香港３月１６日】中国香港特別行政区観光発展局は１５日、２月の訪問客数が前月比２・９倍の１４６万人だったと発表した。月間訪問客数が１００万人を超えたのは２０年２月以来３年ぶりで、レジャー・旅行客の割合が引き続き拡大している。

   内訳は、中国内地からの訪問客が前月の約２８万人から１１０万人余りに増加。内地以外も約２２万人から３５万人余りに増えた。短距離旅行客の多くを東南アジアが占めた。

   同局は、業者と提携し実施している「ハロー香港！」キャンペーンの訪問客向けクーポンを追加配布することを明らかにした。香港の地下鉄ＭＴＲは「機場快線（エアポートエクスプレス）」の無料乗車券１０万枚、３０元（１元＝約１９円）で購入できる「Ｔｏｕｒｉｓｔ　Ｄａｙ　Ｐａｓｓ（１日地下鉄ＭＴＲの乗り放題券とライトレールの乗車券がついている）」の特典乗車券１０万枚を配布することで訪問客を呼び込む。「ハロー香港！」参加店舗数も現在の約１５００店から来月に約３千店に増えるという。