【新華社北京2月22日】米国はこの1年間、ロシアとウクライナの衝突をあおり、「反ロシア陣営」を強固なものとし、欧州に対する主導権を強めつつ、ウクライナ危機に乗じて世界の富を手に入れようとしてきた。
米国はエネルギー危機にも便乗し、欧州に液化天然ガス(LNG)を高値で売りつけた。米国から欧州に向かうLNG運搬船は、1隻当たり1億ドル(1ドル=約135円)以上の利益を上げている。
米カーギル社などの穀物メジャーは、食糧安全保障を宣伝することで巨額の利益をむさぼり、カーギルファミリーの主要メンバーの資産はいずれも50億ドル以上に達した。
米国の軍需企業も大きな利益を上げている。筆頭企業であるロッキード・マーチン社の株価は、2022年第1四半期(1~3月)だけで約30%上昇した。
覇権と自国の利益を追求するために、同盟国を犠牲にし、世界を害することもいとわない。米国のこうした本性は、既に多くの国に見抜かれている。