【新華社杭州2月10日】中国国家林業・草原局はこのほど、国際的に重要な湿地を守るラムサール条約に登録されている国内の湿地が82カ所になったと明らかにした。新たに追加されたのは、北京延慶野鴨湖、黒竜江大興安嶺九曲十八湾、江蘇淮安白馬湖など18カ所で、総面積は世界で4番目に広い764万7千ヘクタールとなった。
2日は27回目の世界湿地の日で、浙江省杭州市西渓ではキャンペーンイベントが開かれ、ラムサール条約に登録された国内の重要湿地における生態モニタリング成果が発表された。これらの湿地では生態状況が全体的に安定を保ち、湿地の総面積が前年からやや拡大、水質は改善傾向にあり、水源補給状況も安定している。生物多様性も向上し、2391種の湿地植物が生育している。湿地の保護と再生は顕著な成果を上げ、黒竜江省や湖北省、山東省、海南省などでは湿地の再生が進んでいる。