中国開発原子炉「華竜1号」2基、パキスタンに引き渡し

中国開発原子炉「華竜1号」2基、パキスタンに引き渡し

新華社 | 2023-02-05 09:33:33

   【新華社北京2月5日】パキスタン・カラチ原子力発電所3号機の完成式典が2日行われた。これにより、中国が独自開発した第3世代原子炉「華竜1号」による発電ユニット2基が、パキスタンに正式に引き渡された。

   同発電所3号機は、2021年5月20日に商業運転を開始した2号機とともに、パキスタン最大の原子力発電所を構成。同発電所はパキスタン初の単体ユニット設備容量(発電能力)100万キロワット級の電力プロジェクトとなっている。

   中国核工業集団(中核集団)傘下の中原対外工程が建設を請け負った。中核集団によると、発電所が商業運転を始めてから、現地に6万人分以上の雇用をもたらした。これまでの発電量は約200億キロワット時で、200万人が1年間に仕事や生活で必要とする電力をまかなえる。環境保護の面では、1億4千万本の植林に相当する。

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