ナイジェリア・ラゴスのLRT、中国企業建設の第1期が開通

ナイジェリア・ラゴスのLRT、中国企業建設の第1期が開通

新華社 | 2023-01-26 16:02:36

 【新華社ラゴス1月26日】ナイジェリア南西部のラゴス州で24日、中国企業が建設を請け負ったLRT(軽量軌道交通)ブルーライン第1期の開通式が行われた。ナイジェリアのブハリ大統領や中国の崔建春(さい・けんしゅん)駐ナイジェリア大使、ラゴス州のババジデ・サンウォオル知事らが出席し、LRTの列車に試乗した。

23日、ラゴスのLRTブルーライン第1期プロジェクト区間を試走する列車。(動画のスクリーンショット、ラゴス=新華社配信/閆玉娟)

  ブハリ大統領は23日夜、ラゴス州政府主催の祝賀晩さん会であいさつし、ラゴスの都市発展におけるLRTプロジェクトの重要な役割を高く評価した。

 崔氏は開通式のあいさつの中で、重要インフラプロジェクトでの協力は中国・ナイジェリア協力の重要な構成部分だと指摘。ラゴスのLRTブルーラインプロジェクトは沿線の人々の移動方法に変化をもたらすとし、今後数年で両国がより多くの分野で実務協力を実現することに期待を示した。

  サンウォオル氏は開通式で、プロジェクトはグリーン(環境配慮型)・低炭素の目標を達成するために独立した電力供給システムを備えており、開業後は、1時間当たり最大2万5千人の乗客を輸送することができると説明した。

 建設を請け負った中国鉄道建設大手、中国鉄建傘下の中国土木工程集団の陳思昌(ちん・ししょう)総経理によると、同プロジェクトは西アフリカで初めて中国企業が独自に設計、建造、施工、運営を手掛ける都市部の電化LRTプロジェクトになる。

 ラゴスのLRTブルーライン第1期プロジェクトは、2010年7月に着工。全長13キロで、22年12月に完成した。(記者/郭駿)

23日、ラゴスのLRTブルーライン第1期プロジェクト区間を試走する列車。(動画のスクリーンショット、ラゴス=新華社配信/閆玉娟)

24日、ラゴスでLRTブルーライン第1期の開通式に出席したブハリ大統領(前列左から2人目)。(ラゴス=新華社配信)

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