中国のコロナ感染予防・抑制政策は科学的で効果的、歴史の検証に耐える　外交部

   【新華社北京１月１１日】中国外交部の汪文斌（おう・ぶんひん）報道官は１０日の定例記者会見で、関連する質問に答え、中国の新型コロナウイルス感染予防・抑制政策は科学的で効果的であり、中国の国情に合致しており、歴史の検証に耐えるとし、次のように述べた。

   過去の一定期間、「ダイナミックゼロコロナ」政策の全体方針を貫いてきたからこそ、デルタ株などの毒性の強い株を避け、新型コロナ感染症による重症化率や死亡率を最低限に抑え、人々の命と健康を最大限に守ることができた。

   過去の一定期間、「ダイナミックゼロコロナ」政策の全体方針を貫いてきたからこそ、ワクチン接種を進めるための貴重な時間を確保できた。２０２３年１月４日の時点で、新型コロナワクチンの接種回数は累計３４億８千万回に達したと報告されており、合計１３億９８８万６千人が接種し、１２億７５８５万５千人が所定の手順と回数での接種を完了、国の総人口の９２・９％をカバーし、効果的に新型コロナの重症化率を減少させている。

   過去の一定期間、「ダイナミックゼロコロナ」政策の全体方針を貫いてきたからこそ、２０２０年に中国は世界に先駆けてプラスの経済成長を達成した主要な経済体（エコノミー）となることができた。過去３年間、中国経済は世界平均を大きく上回る年平均約４・５％の成長率を維持し、世界の経済成長に大きく貢献してきた。世界が感染との闘いに最も苦しんでいた段階で、中国は世界に防疫物資を供給する後方支援部門を担い、世界各国の感染との闘いに確固たる保障を提供し、世界の産業チェーンとサプライチェーンの安定にかけがえのない重要な役割を果たした。

   中国は常に人民至上、生命至上の考え方を堅持し、科学的かつ正確に感染対策措置を最適化してきた。特定の西側諸国の政界要人が、新型コロナ流行を政治問題化しようと言辞を弄（ろう）しているが、中国が達成してきた予防・抑制の成果の前には、いかなる政治的小細工も力を持たない。

   国際的な産業チェーンとサプライチェーンの安定性に関しては、世界経済に対する下押し圧力が強まり、世界貿易の勢いが鈍化する中、中国は積極的に開放を拡大し、質の高い製品やサービスを世界に提供することにより、世界の産業チェーンとサプライチェーンの「安定装置」として重要な役割を果たしている。

   中国政府がコロナ感染予防・抑制措置を最適化、調整した後、世界貿易機関（ＷＴＯ）や 経済協力開発機構（ＯＥＣＤ）を含む国際機関のトップは、いずれも中国の経済発展の見通しに期待し、この動きが世界経済の回復と発展を支えるのに役立つとの見方を示した。最近、多くの国際投資機関が２０２３年の中国経済に対する見通しを引き上げており、在中国外国商工会議所の多くは、この措置によって投資やビジネスに対する自信が改めて引き出され、市場の楽観性が回復し、中国は引き続き外国投資家の優先投資先になると判断している。バンク・オブ・アメリカの調査によると、中国経済がより高い成長を遂げると考えるファンドマネージャーの割合は、昨年１１月の１３％から最近の約７５％まで上昇している。