【新華社ジュネーブ10月6日】国連ジュネーブ事務局の中国常駐代表を務める陳旭(ちん・きょく)大使は3日、国連人権理事会のアフリカ系の人々に関する専門家作業部会で、人種差別や外国人排斥などをなくす取り組みをし、アフリカ系の人々への差別という法執行部門の間違ったやり方を改め、アフリカ系の子どもたちの権利を侵害する加害者の調査・責任追及を行うことで、多くのアフリカ系の子どもたちに健全で楽しい子ども時代を返すよう関係国に呼び掛けた。
陳氏は次のように表明した。作業部会が人権理事会に提出した報告書は、アフリカ系の子どもたちが受けている人種差別と不公平な待遇問題に焦点を当てており、重要な現実的意義を持つ。中国はこの問題に非常に注目し、深い関心を寄せている。
陳氏はまた、次のように指摘した。アフリカとアフリカ系の人々は長い間、体系的な人種主義と憎悪犯罪(ヘイトクライム)の危険にさらされてきた。アフリカ系の子どもたちは弱い立場に置かれ、より深刻な危害を受けている。幾度となく児童労働や貧困、学校での銃暴力などの被害者となり、さまざまな人権や基本的自由が著しく侵害されている。
陳氏はさらに、次のように強調した。中国は作業部会の報告書に盛り込まれた関連提言に賛同する。関係国に対して「児童の権利に関する条約」を批准し、自国の法律や政策を全面的に見直すことで、アフリカ系の人々に対する差別的な取り扱いを廃止し、体系的な人種主義の問題を解決するよう呼び掛ける。