中国企業、ボツワナの電力輸出を支援

中国企業、ボツワナの電力輸出を支援

新華社 | 2022-09-08 11:23:05

 【新華社ハボロネ9月8日】アフリカ南部ボツワナのモアヒ鉱物資源・環境保全技術・エネルギー安全保障相はこのほど、新華社の取材に対し、同国がすでに電力の国外輸出能力を備えたと明らかにした。

 同国には現在、モルプレAとモルプレBの二つの石炭火力発電所がある。中国エンジニアリング大手、中国電力工程の張向栄(ちょう・こうえい)プロジェクト部マネージャーによると、両発電所ではボツワナ政府と中国企業が共同で2019年から改造プロジェクトを実施しており、9月中には改造を終えた一部の発電ユニットの試験運転が完了するという。

 モアヒ氏によると、モルプレB発電所は現在、正常に稼働しており、発電ユニットの発電量は600メガワット時となっている。モルプレA発電所の発電量は少なくとも232メガワット時であることから、同国の総発電量は832メガワット時となる。一方で、同国の電力消費量はピーク時で580メガワット時、ピーク時以外では360メガワット時に過ぎない。そのため、ボツワナ電力公社は電力不足に見舞われている隣国、南アフリカの国営電力会社エスコムと連絡を取り、ピーク時以外の余剰電力を輸出し、相互利益を実現する準備を進めている。

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